OUR VENTURES新事業

先進のスマート保安で重大事故の予防保全

事業内容

 近年、自家用ケーブルの高経年化、設備保全技術者の高齢化、技術・技術伝承力の低下、デジタル社会の進展など、構造的課題や環境変化への対応が求められており、深刻な停電事故・波及事故等の未然防止、計画更新等、設備保全の重要性がより高まっています。

 この深刻な課題・不安に対して、当社は新サービス「PDLOOK」をご提案いたします。

 PDLOOKは、当社が独自開発した診断技術(部分放電法×IoT・AI)を駆使したスマート保安であり、自家用ケーブルの健全性を、お客さまの事業活動を止めることなく、遠隔で測定・診断・報告するサービスです。お客さまには、毎月収集データの分析・解析結果が報告され、保全管理に有益な統計データの閲覧も可能となっています。

 エリア :日本全国。

 対象物:3㎸以上の特別高圧及び高圧ケーブルの自家用ケーブル。

PDLOOK紹介動画

開発について

 仮説検証を通じて、設備保全のIoT化に一定の需要があることを確認し、技術開発に取り組んできましたが、長年研究されてきた部分放電法にIoT・AIを組合せたソリューションを構築し、ビジネス化させることは容易ではありませんでした。

 目の前の課題を一つずつクリアしながら、議論して生まれる新たなアイデアにチャレンジし、小さな失敗と改善を繰り返しながら検討のスピードアップに着実に繋げていくことで、段階的にレベルアップさせることに成功し、特許出願する所まで到達することが出来ました。

 開発を加速することができた原動力としては、本事業に共感し、我々と同じ熱量で開発・検討をして頂けた協業先の方々の思い、社内関係者の協力などにより大幅なスピードアップと商用化の実現性が高まりました。

 とりわけ協業先については、スピード重視の検討・検証を重ねるには不可欠なパートナーであり、ビジネス面においてもWin-Winの関係を保ちながら、共に事業展開していきたいと思っています。

事業にかける思い

PDLOOKは、国が推奨するスマート保安にも合致する社会的意義の大きいサービスです。 お客さまに一層選んで頂けるように、社会構造的な課題・環境変化等を踏まえつつ、業界で最も信頼性の高いサービスへと成長させていきたいと思います。 また、本事業を通じてスマート保安のフロントランナーとして、お客さまが安心して事業運営できる社会の実現に貢献していきたいと思います。

PDLOOKプロジェクト 宮川浩二