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KYUDEN i-PROJECT MEMBER

リチウムイオン蓄電池
製造・販売事業
プロジェクトリーダー

古屋鋪 悟

リチウムイオン蓄電池製造・販売事業プロジェクトリーダー 古屋鋪 悟

災害復旧の現場で芽生えた「人々の役に立ちたい」という思いから始まったプロジェクト

私は、品質の良い安定した電気をお届けするために、配電線の制御や保守管理業務を行ってまいりました。台風などの非常災害時には最前線で復旧に当たり、その対応を行う現場の中で困っている方々と接するたびに、「培ってきた技術や経験を活かして、災害時も明るくしたい」という思いが強くなっていきました。


そんなある日、社内のホームページでビジネスアイディアを募るi-Challengeの告知を見て、なぜか体全体がワクワクしたんです。「もしかしたら私にも何かできるのではないか」という漠然とした楽しみというのでしょうか。


ただ、応募する前、周りの方に「i-Challengeに挑戦します」と話したところ、とある人から「無理じゃないですか?」と言われたんですね。それまで、いわゆる“ビジネス”には全く取り組んだことがなかったからだと思います。普通ならあきらめてしまうところですよね? でも私はその一言で逆に火がついて(笑)、絶対挑戦しようと決めました! 何もやらないうちに「出来ない」「無理」と決めつけたくなかったんです。


その思いをずーっと持ち続けてi-Challengeに参加し、この歳で様々な「初めて」を学びながら検討を重ね、結果として「リチウムイオン電池を活用した蓄電池パックの製造・販売」の事業化実現に至りました。現場にいた当時に描いた通り、災害時でも明るくするために日々邁進しております。

既存の組織とは少し異なるi-PROJECTのユニークなところ

一つは、プロセスの中でメンバーが責任を持って意思決定を行っていくという点です。プロジェクトを進めていく際には自ら考え行動することが求められ、その行動には当然責任が伴いますのでプレッシャーを感じることもあります。
ですが、ご心配無用です。私たちのプロジェクトチームの周りには、アドバイザー、社内のメンターの方、上司や他のプロジェクトチームがいて、常にサポートやフォローをいただいていますから。


もう一つは、自分の案件を手掛けていきながら行動範囲が広がることです。例えば国内の需要に加えて世界の動向も知るために、知見や情報をインターネットからだけでなく、書籍やセミナー、展示会への参加など、より能動的に取りに行くようになりました。そうすると今まで点と点だった全く関係なさそうな情報が線で結ばれることが増え、新しい考えが生まれます。そこから次の行動計画につながっていることをよく実感していますね。

創造は破壊だ!(笑) だからこそ泥臭いところもあるけれど、目標に向かって突き進む人は美しいと思う

新しいことに取り組む時は、「こうじゃなければならない」とか「こうしなければならない」など、そういう考えを少し捨て去ることも必要と思います。私は前提に捉われない意識で取り組んでいますから、「創造は破壊だ。」とお伝えしたいです。試行錯誤の毎日で、泥臭く悩ましいこともたくさんありますが(笑)


でも、何かの目標へ向かって頑張っている人は美しいですよね。それは、日常業務の中にあったり、趣味の中にあったり、様々な場面であると思いますが、今の私はi-PROJECTという場で頑張らせてもらえてすごく有難いと感じています。


皆さん、私たちと一緒にi-PROJECTを通して、よりよい社会を目指しましょう!